この記事を読めば
✔ 自分に合うネック形状が分かる
✔ なぜ右へ外すのか分かる
✔ パター選びで失敗しなくなる
こんな悩みありませんか?
✔ パターで右へ外してしまう
✔ 左へ引っ掛けることが多い
✔ スパイダーやオデッセイを買ったけど合わなかった
✔ パター選びがよく分からない
✔ 何となく見た目で選んでいる
私も店頭で毎日のように相談を受けます。
そして意外と多いのが
「人気のパターを買ったのに入らない」
という悩みです。
そんな時、私はまず
今使っているパターは何ですか?
と質問します。
なぜならパター選びで最も重要なのは
ヘッド形状でもメーカーでもなく
ネック形状だからです。
店長から先に結論
パターの方向性で悩んでいるなら
まずネック形状を確認してください。
私は店頭で
方向性の悩みならネック形状
距離感の悩みならフェース素材
を最初に確認します。
今回はその中でも
方向性に大きく関わるネック形状について解説します。
なぜ私は最初に使用パターを聞くのか
例えば
「右へ外します」
という悩みでも
今使っているパターによって原因は変わります。
ベントネックで右へ外しているのか
ショートスラントで右へ外しているのか
では話が全く変わります。
実際に店頭では
パターを変えるだけで方向性が改善するケースも少なくありません。
だから私は最初に
今使っているパターを確認します。
パターの悩みは大きく2種類
私はパターの悩みを大きく分けると
2つしかないと思っています。
①方向性
・左へ外す
・右へ外す
②距離感
・ショートする
・オーバーする
今回お話するネック形状は
①方向性に大きく関係する部分です。
ネック形状とは?
ネック形状とは
シャフトとヘッドを繋ぐ部分のことです。
ドライバーで例えるなら
つかまりやすいモデル
つかまりにくいモデル
があるように
パターにも特性があります。
一般的には
センターシャフト
↓
ベントネック
↓
クランクネック
↓
ショートスラント
↓
L字
の順番で
フェース開閉量が大きくなります。
フェースの開閉量が多くなると
打つタイミングを間違えると右や左のミスが発生したりなどします。
自分に合うネック形状を見つけましょう。
手のひらに乗せると違いが分かる
店頭で私がよくやる説明があります。
それが
手のひら診断です。

パター(シャフト)を手のひらの上に乗せてみてください。
ベントネックは
フェース面が真上を向きます。(画像ベントネック)
一方で
ショートスラントは
トゥ側が下を向きます。
ベントネックと違ってフェースが斜めになります。
これは何を意味するのか。
重力の方向に対してフェース面がどこを向くのかを
調べています。
ベントネックは
重力が上から来ているのに対して
フェース面が上を向いています。
つまり振っている方向に対してフェース面が
スクエアになろうとする力が働くです。
ショートスラントは
トゥ側が重い設計です。
そのためフェース開閉を使いやすく、
ボールをつかまえて打つ感覚を持つ方と相性が良い傾向があります。
店長の補足
私は店頭で
センターだから良い
ベントだから良い
ショートスラントだから良い
という説明はしません。
大切なのは
今のストロークに合っているかどうか。
実際に同じスパイダーでも
ショートスラントとベントネックでは全く別のパターになります。
まずは見た目ではなく
ネック形状を確認することをおすすめします。
ストローク(振り方)に合っているかの見極め方
店頭ではIPINGというPINGというメーカーが推奨している計測機で
アーク度合いを測ります。
アークとはパターヘッドをまっすぐ引いてまっすぐ出しているのか
弧を描くように引いて出しているのかの事です。
簡易的な見極め方は「ボールの位置」です。
基本的なボールの位置は
構えた位置から、左目の真下と言われています。
店頭でも使っている簡単セルフチェック
① 構える
② 左目からボールを落とす
③ ボールに当たるか確認
それでボールが地面にセットしているボールに当たれば
そこはニュートラル位置となります。
そこよりもボールが体に遠いのか近いのかで判断しましょう。
遠い=アーク量が多い=開閉が必要=ショートスラント、クランクがお勧め
近い=アーク量が少ない=開閉が必要ない=センターシャフト、ベントネックがお勧め
となります。
ちょうど左目位置(ニュートラル)で構えられてる方
素晴らしいです!
あなたは何でも選択可能です。
打ってみてボールが安定して集まるネック
を実際に打って確認してみてください。
初心者の方は
そもそも
フェースをどう使っているのか分かっていないケースが多いです。
このテストをして自身に合う開閉度合を探しましょう。
センターシャフトの代表モデル
PING 2025 SCOTTSDALE PRIME TYNE C PUTTER
センターシャフトはシャフトの延長線上に重心があるため、フェースの開閉が最も少ないネック形状です。
真っすぐ引いて真っすぐ出したい方に人気があります。
一方でフェースローテーションを使う方には違和感が出ることもあります。
私の店頭経験では
・パターを感覚ではなく理論で打ちたい方
・ショートパットでフェース向きを安定させたい方
に選ばれることが多いです。
ベントネックの代表モデル
オデッセイ Ai-ONE ジェイルバード
ベントネックはフェースバランスの代表格です。
シャフトの延長線上よりもフェースが後方にある為
比較的ボールをつかまえやすいです。
パターを手のひらに乗せるとフェース面が真上を向きます。
振った方向に対してフェースがスクエアに向くパターということです。
よって
・真っすぐ引いて真っすぐ動かしたい方
・大型マレットが好きな方
・フォローを大きく取りたい方
におすすめです。
逆にアークを描く方が使うと右プッシュします。
インサイドに引いてしまうと
ボールに当たってからフォローは振っていく方向の
アウトサイド側へフェースが向いてしまうからです。
女子プロでも使用率が高いネック形状です。
クランクネックの代表モデル
スコッティキャメロン ニューポート2
クランクネックは最もスタンダードなネック形状です。
ベントネックほどフェースバランスではなく、
ショートスラントほど開閉もしません。
そのため
・自然なストロークをしたい方(イントゥイン軌道)
・ブレード型が好きな方
・何を選べばいいか分からない方
・フォローをあまり取らずパチッと打ちたい方
におすすめです。
長年ツアーで支持されている理由も、このバランスの良さにあります。
ショートスラントの代表モデル
テーラーメイド Spider Tour Small Slant
ショートスラントはフェース開閉量が大きくなります。
パターを手のひらに乗せるとトゥ側が下を向きます。
そのためフェースローテーションを使う方との相性が良く、
・フェースを開閉して打つ方
・引っ掛けを嫌う方
・操作感を求める方
・普段からドローを打っていてボールをつかまえる技術がある方
に人気があります。
ローリー・マキロイ選手はショートスラント系を使用しています。
L字マレットの代表モデル
オデッセイ PROTYPE ix #9HT
※現在L字ネックは現行モデルが少なく、中古市場で探すケースも多いです。
L字ネックは最もフェース開閉量が大きいネック形状です。
操作性は非常に高い反面、
フェース管理が難しくなる傾向があります。
そのため
・感覚派のゴルファー
・フェースローテーションを積極的に使う方
・球を押していく感覚を求める方
に支持されています。
上級者が好むネック形状として知られています。
実はボール位置も重要
もう一つ大切なのが
ボール位置です。
例えばベントネック。
ベントネックはオフセットが入っています。
そのため
ボール位置が左過ぎると
引っ掛ける方もいます。
逆に
真ん中寄りに置くと
非常に安定するケースも多いです。
一方でショートスラントは
やや左足寄りのボール位置と相性が良いことがあります。
つまり
ネック形状だけでなく
ボール位置との組み合わせも重要なのです。
私が店頭で見ていること
店頭では
iPING(フェース開閉診断ツール)や実際のストロークを見ながら判断します。
・テイクバックが大きいのか
・フォローが大きいのか
・アークが強いのか
・真っ直ぐ引こうとしているのか
こういった部分を確認します。
実は
「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出したい」
という方でも
パターにはライ角が付いているため
多少のアークは必ず発生します。
だから私は
どう引いているかではなく
自然にどう動いているか
を見ています。
店長の結論
パター選びで失敗する方の多くは
見た目で選んでいます。
スパイダーだから
トラスだから
オデッセイだから
ではありません。
まず見るべきは
ネック形状です。
私は店頭で
方向性に悩んでいる方には
まずネック形状を合わせます。
見た目が好きなパターと
入るパターは
必ずしも同じではありません。
もし今
右へ外す
左へ外す
そんな悩みがあるなら
まずはネック形状を確認してみてください。
店頭で実際にあった話
先日、50代のお客様がパターを探しに来店されました。
お話を聞くと
「パターが苦手なんです」
とのこと。
これまでは
クランクネックのブレード型パターを使用。
もっと安定させたいと思い
大型マレットのベントネックへ変更したそうです。
ところが
思ったような結果が出ない。
ショートパットは確かに安定した。
でも
時々右へ押し出してしまう。
そんな悩みを抱えていました。
そこで私は
まず現在のパターを確認しました。
現在のパター
↓
ベントネックマレット
↓
フェースバランス
以前のパター
↓
クランクネック
↓
フェース開閉あり
この時点で
ある仮説が立ちました。
「ストロークとパターが合っていないかもしれない」
実際に打っていただくと
ヘッドは大きなアークを描いていました。
つまり
フェースを開閉しながら打つタイプです。
そのため
フェースバランスのベントネックではなく
多少フェース開閉が使えるモデルの方が合う可能性が高い。
そこで
私はショートスラントのマレットを提案しました。
結果は大当たり。
ショートパットの安定感はそのまま。
さらに
時々出ていた右プッシュも改善。
お客様も
「これだ!」
と非常に喜ばれていました。
店長の補足
実はこのお客様、
購入後に
「今までのパターを売ろうと思う」
と話されていました。
ですが私は止めました。
なぜなら
ストロークは変わるからです。
今はイントゥインで打っていても
1年後
2年後
同じとは限りません。
実際にプロ選手でも
調子によってパターを変えています。
だから私は
パターが好きな方なら
複数本持っていても良いと思っています。
その時のストロークに合うパターが
必ずあります。
次回は
【距離感が合わない人へ】
【パターのフェース素材を変える前に知ってほしいこと】
について解説します。
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