【24 VENTUS BLUEは難しい?】初代・BLACKとの違いと合う人を現役店長が解説

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「24 VENTUS BLUEって難しいですか?」

「初代VENTUS BLUEとは何が違うんですか?」

「BLACKとBLUEならどっちがいいですか?」

店頭でもよく聞かれます。

VENTUSと聞くと、

「ハードヒッター向け」

「ヘッドスピードが速くないと使えない」

というイメージを持っている方も多いと思います。

実際、24 VENTUS BLUEも決してやさしいシャフトではありません。

純正シャフトやSPEEDER NX系などと比べれば、私はハードな部類だと思っています。

ただ。

初代VENTUS BLUEを使ってきた方。

VENTUS BLACKでは少し硬すぎる方。

つかまりの良いヘッドを使いたいけれど、左への大きなミスは抑えたい方。

こういう方には、

24 VENTUS BLUEがものすごく「ちょうどいい」ことがあります。

今回は24 VENTUS BLUEを実際に自分でも試打し、普段から店頭でフィッティングに使っている立場から、

初代BLUEとの違い。

BLACKとの違い。

5Sと6Sの選び方。

合う人・合わない人。

そして実際にチーピンが改善したフィッティング事例までお話しします。


この記事を読めば

✔ 24 VENTUS BLUEがどんなシャフトか分かる

✔ 初代VENTUS BLUEとの違いが分かる

✔ VENTUS BLACKとの違いが分かる

✔ 5Sと6Sを選ぶ目安が分かる

✔ 24 BLUEが合う人・合わない人が分かる

✔ 店長が実際のフィッティングで24 BLUEを使う場面が分かる


店長から先に結論|24 BLUEは「シャフトが仕事をしてくれるVENTUS」

24 VENTUS BLUEを自分で打って、最初に感じたのがこれです。

「シャフトが仕事をしてくれるな」

という印象でした。

切り返しからシャフトがしっかりたわむ。

そして戻ってきてくれる。

VENTUSなので先端側にはしっかりした剛性感があります。

ただ、

「先が硬くてしんどい」

という感覚は、個人的にはそこまでありませんでした。

自然に切り返していける。

でも頼りなさはない。

必要なところではシャフトが仕事をしてくれる。

そんな印象です。

フジクラ公式でも24 VENTUS BLUEは中元調子で、初代BLUEの特性を受け継ぎながら、中間部から手元側にしなりを感じやすくして振りやすさを加えたモデルと説明されています。最新のVeloCore Plusも採用されています。フジクラシャフト

実際に打った私の感覚とも、この部分はかなり近いです。


ただし「誰でも使えるVENTUS」ではありません

ここは最初にお伝えしておきます。

24 BLUEは扱いやすくなっています。

でも、

あくまでVENTUSです。

純正シャフトから、

「24 BLUEが人気だから使ってみよう」

という感覚で選ぶと、オーバースペックになる可能性があります。

私が24 BLUEをおすすめするとき、

単純に、

「ヘッドスピードが速いか?」

だけを見ているわけではありません。

むしろ私が気にするのは、

普段からある程度ゴルフの練習をしているか。

です。

なぜならVENTUSは、シャフトの中でもしっかりした部類だからです。

トップまでにある程度シャフトをしならせる。

そこから切り返す。

24 BLUEは切り返しからしっかりたわんで戻ってきてくれますが、そもそもシャフトをしならせられなければ、その良さを使い切りにくいと私は考えています。

だから、

「HS○m/s以上ならVENTUS」

という選び方はしていません。


初代VENTUS BLUEとの違いは?

ここが一番気になる方も多いと思います。

初代VENTUS BLUEと24 VENTUS BLUE。

同じBLUEですが、私は同じ感覚のシャフトだとは思っていません。

初代VENTUS BLUEは、

全体的にしっかりしていて、余計な動きをかなり抑えた印象。

一方24 BLUEは、

硬さのメリハリが分かりやすくなり、切り返しからしなりを感じやすくなった。

というのが私の印象です。

フジクラ自身も、初代BLUEはトッププロの「フェアウェイキープ率を上げたい」「ボールのバラつきを抑えたい」というニーズに応えることを狙ったモデルだったと説明しています。

24 BLUEはその特性を引き継ぎつつ、さらに振りやすさを加え、中間部から手元側のしなりを感じてタイミングを取りやすくしたモデルとされています。フジクラシャフト

だから、

初代BLUEが合わなかったから、24 BLUEも合わない。

とは限りません。

逆も同じです。

初代BLUEの動かなさが好きだった人なら、24 BLUEより初代の方が好きな可能性もあります。

新しいから上位互換。

という考え方ではなく、

別物として打ち比べた方がいい

というのが私の考えです。


私は24 BLUEを「アマチュアも使いやすくなったVENTUS」だと感じています

初代VENTUS BLUEは、ツアーを強く意識したシャフトだったと思います。

余計な動きを抑える。

左へ行かせたくない。

出球を安定させる。

こういった性能を求めるプレーヤーには非常に良いシャフトです。

一方で我々アマチュアは、

毎回同じスイングができるわけではありません。

少しタイミングがズレる。

疲れて振れなくなる。

力む。

こういうことが普通にあります。

24 BLUEを打ったときに私が感じたのは、

VENTUSらしい安定感を残しながら、シャフト側が少し仕事をしてくれるようになったこと。

です。

メーカーも24 BLUEについて「幅広いゴルファーにマッチするモデル」と説明しています。フジクラシャフト

私は実際の試打やフィッティングを通して、

初代よりアマチュアが使える範囲が広くなったVENTUS

という印象を持っています。


24 BLUEとVENTUS BLACKは何が違う?

次によく聞かれるのが、

「BLUEとBLACK、どっちがいいですか?」

です。

まずメーカー公表の調子を見ると、

24 VENTUS BLUEは中元調子。

24 VENTUS BLACKは元調子です。

そして実際に自分で打っても、お客様に試してもらっても、

BLACKの方が硬く感じる

という方が圧倒的に多いです。

BLUEは切り返しからしなりを感じやすい。

BLACKはもっとしっかりしている。

左へ行かせたくないからBLACK。

この考え方自体は分かります。

ただし、

左が怖い=BLACK

と簡単には考えない方がいいです。

実際に店頭では、

BLACKへ替えたことで逆に左へのミスが強くなったお客様もいました。

これについては後ほど実例を紹介します。


私が24 BLUEを使いたくなるのはこんな時

私がフィッティングで24 BLUEを候補に入れやすいのが、

つかまりの良いヘッドを使いたい。でも左への大きなミスは抑えたい。

というときです。

これが24 BLUEのかなり面白いところだと思っています。

ヘッドではある程度ボールをつかまえたい。

でもシャフトまでつかまりすぎる方向にはしたくない。

かといってBLACKほどハードにはしたくない。

そんなとき、

24 BLUEが本当にちょうどいい塩梅で抑えてくれる。

というケースがあります。

だから私は、

「24 BLUEに合うヘッドはこれ」

と決めているわけではありません。

ヘッドとの組み合わせで考えています。


実際のフィッティング事例①|チーピンが強い30代・HS45

以前の記事でも紹介したお客様です。

年齢30歳。

ヘッドスピード約45m/s。

使用していたのは、

TaylorMade STEALTH+TOUR AD IZ。

元々はスライスに悩んでいた方でした。

ところが、いつの間にかフックが強くなり、今度はチーピンが怖くなっていました。

TrackManでチーピン時を確認すると、

クラブパスは約+2°。

フェースアングルは約-8°。

かなりフェースが左を向いていました。

そしてスイングを見ると、

シャットフェース気味に使うタイプです。

そこでヘッドには、

PRGR RS DUO。

シャフトには、

24 VENTUS BLUE 6S

を試してもらいました。


なぜRS DUO+24 BLUE 6Sだったのか?

このお客様には、

「とにかく左へ行かないクラブ」

を渡したわけではありません。

シャットフェース気味に使っていたので、

ヘッドでは自然なローテーションを使いやすくしたい。

そこでRS DUO。

ただしヘッドが自然につかまる分、

シャフト側では左への大きな動きを抑えたい。

そこで24 BLUEです。

これが、

つかまりの良いヘッドは使いたい。でも左へは行かせたくない。

という私が24 BLUEを使う典型的なパターンの一つです。

結果、

フェースアングルは、

約-8° → 約-2°

付近まで安定しました。

もちろん、

24 BLUEにすれば6°改善するという意味ではありません。

ヘッドとシャフトを含めた今回の組み合わせで出た結果です。

最終的に購入され、

後日聞いたところ、力めばフックは残るものの、

OBはかなり改善した。

「買ってよかった」

と言っていただきました。

私が見たいのはここです。

完璧なストレートボールではありません。

一番困っていたミスが小さくなったか。

24 BLUEがうまく仕事をしてくれた事例の一つだと思います。

【ドライバーのチーピンが止まらない人へ|クラブで直せる?現役店長がいつもの接客通りに解説】

【PRGR RS DUOドライバーを50人以上フィッティングして「買った方がいい」と思った理由】


実際のフィッティング事例②|初代BLUE 6Sから24 BLUE 5Sへ

もう一つ、24 BLUEらしさがよく出た事例があります。

50代男性。

ヘッドスピード約40m/s。

持ち球はフェード。

使用していたのは、

Titleist GT2+初代VENTUS BLUE 6S。

TrackManでは、

クラブパス約-5°。

フェースアングル約-4°。

左への大きなミスに悩んでいました。

この方はリストターンを比較的大きく使うタイプです。

初代VENTUS BLUEの6Sは、この方にとってかなりハードでした。

そこで、

「左へ行かせたくないなら、もっと硬くすればいいのでは?」

ということでVENTUS BLACKも試しました。

ところが、

BLACKではさらに左が強くなりました。


硬くすれば左へ行かない、とは限らない

これも私がフィッティングで大切にしている部分です。

硬いシャフトでフェースのブレが減り、方向性が安定する人はいます。

私もその考え方には賛成です。

でも、

硬ければ硬いほど曲がらない

とは考えていません。

ハードすぎるシャフトを使うことで、本人の操作が思っている以上にフェースへ反映されてしまうケースもあります。

このお客様にはBLACKより、

しっかりしなってくれる24 BLUEの方がいいのではないか?

と考えました。

そこで、

GTS2+24 VENTUS BLUE 5S

を試しました。

結果、

クラブパスは約-5°のまま。

ところがフェースアングルは、

約-4° → +1〜2°

へ。

球筋も、

左へ出てそのまま左へ行く球から、

左へ出てフェードで戻ってくる球

へ変わりました。

コースでもOBがなくなったとのことでした。

この事例を見ると、

初代BLUEが合わないなら24 BLUEもダメ

とは言えないことが分かると思います。

同じBLUEでも、私は別物として考えています。


24 BLUE 5Sと6Sはどう選ぶ?

これもかなり聞かれます。

「ヘッドスピード40なら5Sですか?」

「45あるなら6Sですか?」

もちろんヘッドスピードも見ます。

でも私は、

それだけでは決めません。

むしろお客様に聞きたいのが、

「今、一番調子の良いクラブはどれですか?」

です。


私はアイアンシャフトの重量もかなり見ます

例えば、

アイアンでDynamic Gold系を問題なく使えていて、それが一番調子が良い。

こういう方なら、

6Sを候補にしやすいです。

一方、

N.S.PRO 950系を使っている。

それでアイアンの調子も良い。

こういう方なら、

5Sから試すことが多いです。

なぜなら私は、

ドライバーだけ単体でクラブを考えていないからです。

ドライバー。

フェアウェイウッド。

ユーティリティ。

アイアン。

バッグ全体で重量の流れがあります。

だから、

「HS45だから6S」

ではなく、

今どんな重量のクラブを振っているのか。

その中で何が一番気持ちよく振れているのか。

ここを見ます。


5Sと6Sは「10g違うだけ」と考えない方がいい

24 BLUEのメーカー公表値では、5Sが58.5g、6Sが65.5gです。

トルクも5Sが3.5、6Sが3.3となっています。

数字だけを見ると、

「約7g違うだけ」

に見えるかもしれません。

でも実際に振ると、

5Sの方が明らかに扱いやすい

と私は感じています。

だから、

「6Sが振れた方がカッコいい」

「ヘッドスピードが速いから6S」

では選ばないでください。

5Sで十分左へのミスを抑えられるなら、私は5Sを選ぶこともあります。

実際、先ほどの50代のお客様も、

初代BLUE 6Sから、

24 BLUE 5S

へ変更して結果が良くなっています。

重く硬くすればいいわけではありません。


24 VENTUS BLUEが合いやすい人

ここまでの私の試打とフィッティング経験から考えると、24 BLUEを試してほしいのは、

定期的に練習している人。

切り返しが比較的しっかりしている人。

初代VENTUS BLUEでは少しハードに感じた人。

VENTUS BLACKでは硬すぎる人。

ある程度つかまるヘッドを使いたいけれど、左への大きなミスは抑えたい人。

昔のしっかりしたカスタムシャフトが好きだけど、もう少しシャフトに仕事をしてほしい人。

こういう方です。

特に、

「ヘッドはつかまってほしい。でも左は怖い」

という人。

私は一度24 BLUEを試してほしいと思っています。


逆に24 VENTUS BLUEをおすすめしにくい人

ここも重要です。

まず、

スイングテンポがかなりゆったりしている人。

私はあまり積極的にはおすすめしません。

VENTUSは、24 BLUEになって扱いやすくなったとはいえ、やはりしっかりしたシャフトです。

トップまでにシャフトをしならせる。

そこから切り返して、しなり戻りを使う。

この流れを使える人の方が良さを感じやすいと思っています。

反対に、

ゆったり上げる。

ゆったり切り返す。

こういう方なら、

例えばTOUR AD DIなど、もう少し緩やかにしなり戻るタイプを試すこともあります。


「練習していない人」にも私は積極的にはすすめません

これも誤解してほしくないのですが、

「上手じゃないとVENTUSを使ってはいけない」

という意味ではありません。

スコアでもありません。

ヘッドスピードだけでもありません。

私が気にするのは、

普段からある程度クラブを振っているか。

です。

店頭でいろいろな方にVENTUSを試してもらってきましたが、

使いこなせる人に共通していると感じるのは、

日頃から練習していること。

です。

定期的に振っている人は、自分なりのテンポがあります。

シャフトをしならせる感覚もあります。

24 BLUEはシャフトが仕事をしてくれます。

でも、

何もしなくてもシャフトが全部やってくれるわけではありません。

ここは純正シャフトなどとは少し違うと考えています。


初代BLUEから買い替える価値はある?

これは、

初代に不満があるなら試してほしい。

が私の答えです。

初代BLUEを使っていて、

左へのミスもない。

タイミングも取りやすい。

飛距離も方向性も満足している。

だったら、

新しいからという理由だけで24 BLUEへ替える必要はありません。

一方、

初代BLUEが最近少ししんどくなってきた。

振り切れない。

もう少しシャフトに仕事をしてほしい。

でもVENTUSらしい安定感は欲しい。

こういう方なら、

24 BLUEを試す価値はかなりあると思います。


BLACKと迷ったらどうする?

左へのミスがあるからBLACK。

これだけで決めるのはおすすめしません。

私ならまず24 BLUEも打ってもらいます。

BLACKで振りやすい。

タイミングも合う。

左へのミスも減る。

それならBLACKでいいと思います。

でも、

硬く感じる。

頑張って振ってしまう。

タイミングが取りづらい。

逆に左への大きなミスが出る。

それなら、

24 BLUEまで戻してみる。

先ほど紹介した50代のお客様がまさにそうでした。

BLACKの方がハードだから安心。

ではなく、

自分が再現しやすい方を選ぶ。

私はこっちを優先します。


店長の結論|24 BLUEは「つかまり」と「左へ行かせたくない」の間に入れやすい

24 VENTUS BLUEを一言で表すなら、

私にとっては、

「シャフトが仕事をしてくれるVENTUS」

です。

初代BLUEのような安定感を求めたい。

でも、もう少ししなりを感じたい。

BLACKほどハードにはしたくない。

そして、

つかまりの良いヘッドを使いたいけれど、左への大きなミスは抑えたい。

そんなときに24 BLUEは非常に使いやすいです。

これはスペック表を見ただけでは分からない部分だと思います。

私自身が打って感じたこと。

そして実際に店頭でお客様に打ってもらって感じていることです。


店長のひとこと

カスタムシャフトを選ぶとき、

「ヘッドスピードが速いから6S」

「左が怖いからBLACK」

「新しいから24 BLUE」

こんな選び方はしてほしくありません。

今回紹介した2人のお客様を見ても、

30代・HS45では6S。

50代・HS40では5S。

同じ24 BLUEでも選んだスペックは違います。

そして私は、

ドライバーだけを見て5Sか6Sを決めることもしません。

今使っているアイアンは何なのか。

どのクラブが一番調子いいのか。

どんなテンポで振っているのか。

どんなミスを消したいのか。

そこまで見ます。

クラブ選びで大切なのは、

一番ハードなシャフトを振れることではありません。

自分が普通に振ったときも、

少し力んだときも、

少しミスしたときも、

一番困る球が出にくいこと。

私はそこを見ています。

24 VENTUS BLUEは決して全員におすすめできるシャフトではありません。

でも、

「つかまえたい。でも左は怖い」

この間でシャフト選びに悩んでいる人なら、

一度試してほしい一本です。



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